ちぃ(夫)は、中学・高校・大学の10年間、陸上部に所属していました。
今回は私が陸上を10年間続けた経験を活かして、陸上部に入って感じたメリットやデメリットについて紹介します!
この記事が下記のような方の参考になれば嬉しいです。
・部活選びで陸上部を考えている
・陸上部に入るメリットやデメリットについて知りたい

大学では長距離ブロック長も務めました!
陸上競技とは?
陸上競技とは、主に屋外で行われる、走る、跳ぶ、投げる、という3種の基本技を中心とする競技の総称です。(Wikipedia より引用)
陸上競技は種目が多く、ざっくり分けると4ブロックに分けられます。
ブロック | 種目 |
短距離 | 100m, 200m, 400m |
中・長距離 | 800m, 1500m, 3000m, 5000m, 10000m |
跳躍 | 走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳 |
投てき | 砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投 |
上記以外にもハードルや競歩、リレーなどもあり種目数が多いことが分かります。

練習もこの4ブロックに分かれて、それぞれのメニューをこなします。練習中は他ブロックの人と話す機会が少なかったりもします。
駅伝は中・長距離の中に入ってきますが、学校によっては駅伝部という言い方をしているところもあります。
どうして陸上部に入ったの?
私が陸上部に入った理由は、消去法で残った部活が陸上部だったからです。
中学では運動部に入りたいという、漠然とした希望がありましたが、
- 小学校でスイミングを習っていたので水泳が好きだったが、水泳部がなかった
- 当時「テニスの王子様」が流行っており、テニスもしたかったがテニス部がなかった
- 野球、サッカー、バスケは未経験者にはハードルが高かった
- 身長が低かったので、バレーボールは厳しいと思った
- 剣道と柔道は痛そうで嫌だった
このような考えで部活を絞っていくと陸上部と卓球部が残り、最終的に陸上部を選びました。

陸上をする!という強い気持ちがあって入部した訳でもなく、まさか10年も続けるとは思いもしませんでした。
種目はどうやって選ぶの?
競技の種目を選ぶ際は、基本的に本人の希望が尊重されると思います。
私の中学では、入部後に基礎体力を確認するために
50m走、200m走、1500m走、走り幅跳び、走り高跳び、ハンドボール投げ
の記録を測り、その結果を基に顧問の先生と一緒に種目を決めていました。

私はどの記録もパッとしなかったので、長距離を選びました。
陸上部に入るメリット
ここからは、私が10年間競技を続けてきた中で感じた意見です。
どの種目をするかによってメリットは変わってきますが、今回は陸上部に共通して言えるメリットを紹介します!
体力がつく
陸上は己の身体を鍛えるスポーツなので、必然的に体力がつきます。
私は小学生まで風邪を引きやすい子どもでしたが、中学から陸上を始めてから体力がついたことで風邪を引かなくなり、高校では3年間無遅刻・無欠席を達成しました。
陸上は日々の練習を通じて、心身が鍛えられるので自然と体力がつくと考えています!

私はビックリするほど風邪を引かなくなりました。
努力の成果が結果として現れる
陸上は、「1秒でも早く、1cmでも高く、1cmでも遠くへ」を競うをスポーツで、試合の結果が時間や距離といった「数字」で出るため、努力(練習を頑張った等)の成果を客観的に確認できます。
サッカーやバスケなどのスポーツは上手くなっても、それを数字で評価することは難しいと思いますが、陸上は全て「数字」で評価されます。
日々の練習は走り込みや、反復練習の繰り返しで嫌になることもありますが、試合でベスト記録が出ると今までの努力が報われ、最高の充実感を味わうことができます!
結果を誤魔化すことができないシビアなスポーツですが、目標を決めて、コツコツ練習することで、いずれ結果はついてくると思います。

少しずつ記録が伸びていくのを体感するのは、陸上を続ける醍醐味ですね!
誰でも試合に出ることができる(公式戦は除く)
陸上は記録会という試合が週末に各地で開催されます。
記録会とは、公式戦とは違い各学校や自治体が主催する競技会で、あくまでも自己記録の更新・タイムの算出を目的とするレースです。
中体連や高体連の公式戦では、1種目2名まで等の制限があるので出場者が限られてしまいますが、週末に開催される記録会には登録を行えば、何名でも出場することができます。
公式戦でベスト記録を出すために、記録会で自分の実力を試し、何が良くて何が悪いかを確認し、日々の練習で試行錯誤を繰り返します。
また、長距離だとロードレースが1年中、全国各地で開催されるため、試合に困ることはありません。
陸上部は部員数が多くても、試合に出ることができないということはありませので安心してください!

中学で初めて参加した記録会では、100mと1500mに出場しました。
10年間の陸上経験で100mの出場は、これが最初で最後でした。笑
練習時間が短い
陸上部の練習時間は、他の部活(主に運動部)に比べて短い傾向にあると思います。
私の経験からいくと中学・高校・大学と共通して、練習時間は最大2時間という考えが浸透していました。
アップ(準備運動、動きづくり)⇒ ポイント練習 ⇒ クールダウン ⇒ 補強(筋トレ) といった、その日決められたメニューを2時間以内で終わるよう、キビキビとこなします。
特に高校では、練習時間が延びると顧問の先生から怒られていました。
練習時間が短い理由としては、陸上は反復練習が多く、疲労が溜まると集中力を維持することが難しく、長時間の練習は怪我に繋がってしまうからだと考えています。
休日に練習があっても2時間で終わるので、部活だけでなく、勉強や趣味にも時間を使いたいという方にはおススメです!

練習時間が長い運動部(野球部など)は、凄いな~と思っていました。
初期費用が少ない
陸上は初心者から初めても、道具にあまりお金が掛からず、簡単に始めることができます。
練習に必要なものは
- ランニングシューズ
- ランニングウェア、ズボン(最初は体操服でもOK)
- 靴下
- スパイク
試合に出る際は更に
- ユニフォーム
- 学校名の入ったウィンドブレーカーやジャージ
が必要になります。
練習で使う道具だけだと2万円程あれば、十分に揃えることが出来ると思います。

初期費用が少ないのは有難いですね!
ただし、いま流行の強い反発力が得られるカーボン入りのシューズといった高性能シューズは、3万円程することもあり、機能性が良い道具は高いのでご注意ください。
競技を続けていくとシューズやスパイクに拘りを持つようになるので、最初は安く始めて色々と試しながら使っていくことをオススメします!
陸上を始める際に必要な初期費用や道具については、別記事でまとめているのでぜひご覧ください。
引退後も趣味で続けることができる
陸上は引退後、社会人になっても続けることができます。
跳躍や投てきといった一部の種目は、練習場所や器具が必要になりますが、ランニングはいつでも、どこでもすることができます。
また、チーム競技ではないので、一人でも続けることも可能です。(もちろん一緒に練習する仲間がいた方が楽しいです!)
陸上部だとランニングに対しての苦手意識は少ないと思いますので、短距離経験者が社会人になってジョギングを始めることもあります。
また、近場で記録会やロードレス、マラソン大会が開催されていたら、登録さえすれば誰でも参加することができます!

私も今でも健康維持のためにランニングをしています!

私はランニングは苦手なのに、夫のランニングに付き合わされています。笑
陸上部に入るデメリット
ここからは陸上部に入るデメリットも紹介します。
もちろん陸上にもメリットだけでなくデメリットもあるので、ご参考にしていただければと思います。
怪我をすることがある
怪我については、全てのスポーツに言えることですが、陸上でも怪我をすることがあります。
陸上は、他の選手との接触がないため、比較的安全なスポーツだと思っていますが、同じ運動を繰り返すことで起こる怪我や突発的に起きる怪我が多いです。
主な怪我として下記が挙げられます。
- 筋肉や腱の損傷(肉離れ、アキレス腱損傷など)
- 疲労骨折
- 腰痛
- 膝痛
- 貧血
短距離は筋肉や腱の怪我が多く、長距離は疲労骨折や膝痛が多く、種目によっても怪我をする場所が変わってきます。
しかし、準備運動やクールダウン、ストレッチや日々のケアで怪我をする可能性を下げられますので悲観する必要はありません!

私は脛(脛骨)の疲労骨折に苦労しましたね。
10年間で3回、疲労骨折をしました・・・
日焼けは避けられない
陸上は屋外スポーツなので、日焼けを防ぐことができません。
私は全く日焼けを気にしたことはありませんでしたが、焼けたくない人は、
- 休憩時間に日焼け止めクリームを塗る
- 長袖のシャツを着る
- 帽子を被る
といった日焼け対策をしていました。
種目でいくと中・長距離は、基本的に外での練習がメインなので、陸上部の中でも日焼けしやすい印象です。

毎年、夏は日焼けで真っ黒でした…笑
最後に
ここまで陸上部のメリット・デメリットをまとめましたが、少しでも陸上に興味を持てましたでしょうか?
私は中学の時、軽い気持ちで陸上部に入り、10年間も陸上を続けることになりましが、陸上を選んだことに全く後悔はしていません。
陸上を通じて学んだことも多く、たくさんのことを経験することができました。
もし、この記事を読んで陸上に興味を持ちましたら、部活動を選ぶ際にぜひ陸上部も候補の1つに入れてみてください!!