この記事ではFWD収入保障保険の概要や私たち夫婦が実際に加入した内容やその理由、疑問に感じたことをまとめました。
この記事を通じて、
- FWD収入保障保険の内容を知りたい方
- FWD収入保障保険の加入を考えている方
- 私たち共働き夫婦がどのような保障で保険に加入したかを知りたい方
の参考になれば幸いです!
なお、生命保険の加入を考えた背景や収入保障保険と定期生命保険の違いについては、こちらの記事をご覧ください。
私たち夫婦が検討した収入保障保険
私たちが実際に検討した収入保障保険は下記2社でしたが、保険見積書を比較した結果、FWD生命の収入保障に加入することにしました。
会 社:FWD生命保険株式会社
商品名:FWD収入保障
無解約返戻金型収入保障保険Ⅱ
会 社:SOMPOひまわり生命保険株式会社
商品名:じぶんと家族のお守り
無配当 無解約返戻金型収入保障保険

私たちはFWD収入保障の方が安かったです。
FWD収入保障を選んだ理由
FWD収入保障保険を選んだ理由は、契約者が健康であれば割引率が大きいからです。
健康状態に応じて下記4つのいずれかの保険料率を利用しますが、
- 非喫煙者優良体保険料率(割引率最大)
- 喫煙者優良体保険料率
- 非喫煙者標準体保険料率
- 喫煙者標準体保険料率(割引なし)
最も健康な非喫煙者優良体保険料だと、契約内容(年齢・性別等)にもよりますが、喫煙者標準体保険料率と比べて30~50%も安くなることがあります。
【保険料率の基準】
(FWD収入保障パンフレットより引用)

告知日から15ヶ月以内に受けた健康診断・人間ドックの結果等の提出が必要です。

非喫煙者はランダムで喫煙検査を求められることがあるようです。

私は幸いなことに「非喫煙者優良体保険料率」でした。
付則できる特約について
FWD収入保障保険では3つの特約を付けることができるので紹介します。
3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ
3大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)により所定の状態に該当したとき、それ以降の保険料の払込が免除されます。
保険料の払込みが免除されますが、引き続きその他保障(収入保障等)は継続されるため、金銭的負担が軽減します。

もし3大疾病の治療でお金が必要になった際は有難い特約ですね。

私はこの特約を付けるか最後まで迷いました。
生活支援特則
障害状態や要介護状態となり、働けなくなった場合などにも年金が支払われ、この場合、以後の保険料の払込みは不要です。
生活支援特則を付けると、契約者が亡くなった時だけでなく、高度障害状態や身体障害者手帳(1~4級)が交付される、要介護1以上に認定されるなど、働くことができなくなくなった際も年金が支給されます。

安心度は増しますね。

生活支援特則を付けると保険料が高くなることがネックです。
配偶者同時災害死亡時割増特約
同一の不慮の事故で本人及び配偶者が2人とも死亡した場合、災害割増遺族年金を上乗せすることができます。
これは例えば年金月額20万円で契約していた方が、本人と配偶者が交通事故で2人とも死亡した場合、受取人(子ども)は保険期間まで2倍の月40万円を受けとることができます。

可能性は限りなく低いケースですね。

この特則は無料で付けることができるので、迷ったら付けて損はないと思います。
私たちの保障内容と決めた理由
私たちは最終的に下記内容で保険に加入しましたが、この内容に決めた理由について紹介します。
保険期間:60歳
最低支払保証期間:5年(55~60歳)
配偶者同時災害死亡時割増特則:あり
3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ:あり
生活支援特則:なし

これらの内容で私たちは月額3,500円以内の保険料支払いとなりました。
年金月額
私たちは年金月額を20万円に設定しましたが、その理由は下記の通りです。
①現在の生活費が月20万円以内に抑えられている
私たちは現在、毎月の生活費を20万円以内には抑えることができているのでそれ以上の保障は不要と判断しました。
子どもが生まれたら教育費等で支出は増えますが、もし夫が亡くなったら、妻は実家に帰るなどして生活費を抑えることで対応します。

家賃は高いので少しでも抑えたいです。。。
②公的遺族年金が支給される
厚生年金や国民年金の加入者が亡くなった場合、その方によって生計を維持されていた遺族には公的遺族年金という国からの保障が受けられます。
具体的には会社員等の場合は「遺族基礎年金」+「遺族厚生年金」、自営業者等の場合は「遺族基礎年金」が支給されます。

会社員は自営業と比べて支給が手厚いです。
従って、収入保障保険の20万円とは別に子どもが18歳になるまで公的遺族年金が+α万円貰えるため月額20万円でも足りると判断しました。
【参考】平均標準報酬月額30万円の公的遺族年金額の概算(会社員の場合)
配偶者(妻)のみ | 8.8万円/月 |
配偶者と子1人 | 12.3万円/月 |
配偶者と子2人 | 14.2万円/月 |
配偶者と子3人 | 14.8万円/月 |

上記の金額はあくまで概算なのでご注意ください!
③最終手段として働くことも想定
妻が専業主婦でも暮らしていける保障は準備したいですが、もし、生活が苦しくなったらパートなど働くことで補うことも考えています。

将来は何が起きるか分からないですね。。。
幸いなことに妻は医療職で職に就きやすいというメリットがあるので、子どもが大きくなって家を空けることができたら、働くことも想定しています。

働きに出ることは最終手段です。
保険期間と最低支払保証期間
私たちは保証期間を60歳、最低支払保証期間を5年としたことで55~60歳の間で亡くなった場合、1,200万円の年金が支給されます。
この保障にした理由については55~60歳の頃には
- 子どもの教育費(大学進学費用含む)が終わっている可能性大
- 退職金が溜まっているはず
- 貯蓄も溜まっているはず
という状況を想定して決めました。
収入保障保険のメリットは、歳をとるにつれて保険金額が勝手に減る点だと考えているので、50歳代の保障は必要最小限です。
【月額20万円、保険期間60歳、最低支払保障期間5年の場合の年金受取総額 】
30歳:7,400万円
40歳:5,000万円
50歳:2,600万円
55~60歳:1,200万円

例えば50歳代で3,000万円の保険金は過剰だと感じているので、勝手に保険金が減るのは合理的だと思います。
なお、50歳代で十分に貯蓄ができていたら途中解約することも考えています。

掛け捨てで違約金はないため、保険は不要と判断した際に解約できるのはメリットだと思いました。
特則
特則については、私たちは「配偶者同時災害死亡時割増特則」と「3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ」を付けました。
配偶者同時災害死亡時割増特則は無料なので付け、3大疾病保険料払込免除特約Ⅱは月額150~200円程度で付けることができたので、将来の安心感のために付けることにしました。

3大疾病保険料払込免除特約Ⅱを付けるかを最後まで悩みました。
生活支援特則については保険金額が月額3,000円程上がるので、高すぎると思い特約は付けませんでした。

将来のリスクと今を充実させることのバランスを考えました。
加入を考えていた時に感じた疑問点
続いては私たちがFWD収入保障保険を検討するにあたり、疑問に感じた点を紹介します。
途中解約しても違約金は発生しない?
いつ解約しても違約金は発生しません。
FWD収入保障保険は属にいう掛け捨て保険なので、解約返礼金もないため、見直しや不要と感じたらいつでも解約することができます。

私たちは50歳代での解約も検討しています。
年金額に対して課税はされる?
年金の種類や契約形態によって税務の対象が変わりますが、課税されます。
保険の受取方法(毎月受取又は一括受取)や契約形態によって所得税、相続税、贈与税のいずれかが発生するため、詳細は保険会社にご確認ください。
生命保険控除の対象となる?
生命保険控除の対象になります。
従って、年末調整時には忘れずに申告しましょう!
健康診断の結果は定期的に提出を求められる?
健康診断結果の確認は契約時の一度きりです。
従って、現在、健康な方は契約期間は常に割安な保険料で加入できるので若い方程保険料が安くなる傾向があります。

10・20年後も「非喫煙者優良体」を維持している自信がなかったので、つい質問してしまいました。笑
最後に
ここまでFWD収入保障保険の内容や私たちが加入するにあたり考慮したことを紹介しました。
私たち夫婦は妻の妊娠を契機に生命保険に加入することを決めましたが、この記事が定期生命保険や収入保障保険を検討している方の参考になれば嬉しいです。