浅草といえば、仲見世や花やしきの観光地から天丼や鰻などのグルメもそろう、言わずと知れた東京の観光名所ですよね。
そんな浅草のシンボルとも言える「浅草寺」ですが、それ以外にも神社やお寺がたくさんあるのはご存知ですか?
そして、古来より縁起が良いとされている「七福神巡り」というものがあります。

浅草の九社寺をまわることでご利益があるといわれています。

今回は、実際に七福神巡りをしてきたので、ご紹介したいと思います!
浅草の七福神巡りとは?
正月によくみる七福神ですが、そもそも七福神信仰が始まったのは鎌倉時代。
七福神とは基本的に、恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人となります。
所説ありますが、日本古来の神様とインドや中国がルーツの神様が合わさっていると言われています。

七福神巡りが出来る社寺は、日本全国で200以上あるともいわれています!
浅草では江戸時代から七福神巡りが行われるようになったのですが、戦後一時中断し、昭和52年に復活しています。
浅草の七福神は、浅草寺、浅草神社、待乳山聖天、今戸神社、矢先神社、橋場不動尊、石浜神社、鷲神社、吉原神社の9つの社寺を巡ります。

所説ありますが、古来から「9」という数字は縁起が良いとされているので、9つの社寺を巡るようになったといわれています。
実際に行ってみた!ルートやポイントをご紹介
ここから私たち夫婦が実際に巡ったルートや所要時間を紹介します!
ルートと所要時間
私たちのルートはこちらで、途中昼食や休憩含めて約5時間掛けて七福神巡りをしました。
ちなみに、色紙はどの神社でも購入可能です。

私たちは矢先稲荷神社から時計回りに巡りましたが、どこからスタートしてもOKだそうです!
昼食場所やよりみち場所など……おすすめポイントをご紹介!
- かっぱ橋道具街でウィンドウショッピング
- 鷲神社で「なでおかめ」をなでてご利益ゲット
- 吉原神社周辺では『鬼滅の刃』とともに歴史を感じる
- 地元のお寿司屋さんでランチ
- 待乳山聖天で短いケーブルカーに乗って頂上へ
- おしゃれなカフェで休憩
かっぱ橋道具街でウィンドウショッピング
浅草駅と矢先稲荷神社の間には、調理器具や食器などを扱うお店が並ぶ「かっぱ橋道具街」があります。
プロ向けのお店の印象が強いかっぱ橋道具街ですが、可愛い雑貨屋や食器を売っているお店からおしゃれなカフェまであります。
私たちは途中で、白い食器をメインに扱った「Baise(バイスー)」というお店に入りました。
食器や雑貨がお手頃な値段で売られていて、見てるだけで楽しかったです!
コトハナシリーズは女性らしい丸みを帯びたフォルムでとても可愛らしいデザインになっております◎種類も豊富なのでお好きなお花をティータイムに添えてみては? #白色 #豆皿 pic.twitter.com/HlzoMi9fME
— 合羽橋 白色キッチン雑貨専門店 バイスー (@baise10) March 19, 2018
鷲神社では「なでおかめ」をなでてご利益ゲット
酉の市で有名な鷲神社。
神社の前には、立派な熊手が飾られています。
鷲神社は熊手だけでなく、大きなおかめも有名です。
(出典:https://otorisama.or.jp/)
このおかめは「なでおかめ」と言い、なでる場所により様々なご利益があると言われています。
下記を参考になでる場所を事前にチェックし、ご利益ゲット!
目→将来を見据える力がつく
鼻→金運
右頬→恋愛成就
左頬→健康運
口→災いよけ
顎(時計回り)→物事が丸く収まる

公式HPではPCの壁紙やスマホの待ち受け画像もダウンロードできます!
吉原神社周辺では『鬼滅の刃』とともに歴史を感じる
閑静な街並みにひっそりと建っている吉原神社。
マンガ『鬼滅の刃』遊郭編でも有名になった吉原。
入口付近をふと見てみると、吉原の歴代の地図がありました。
一番古い地図は明治27年のものになります。
写真中央の「仲之町通り」は、『鬼滅の刃』でも宇随天元や炭治郎らが鬼と戦っているシーンが多く描かれています。

ここで宇随さんたちが戦っていたのか……と思うと、ドキドキします(笑)
また、四方を「お歯黒どぶ」に囲まれていたのもわかります。
このお歯黒どぶ、当時は約9mもあり汚水が流れていたとか。遊女達は逃げられないようになっていたのですね……。
ちなみに現在は道路になっていました。
吉原神社を出発して少し歩くと、吉原大門もあります。
こちらも『鬼滅の刃』に登場してきますね!
当時の人は様々な想いを抱えながらここを通ったと思うと、不思議な気持ちになります。

歩いているだけで、歴史を感じられる場所でした。
地元のお寿司屋さんでランチ
吉原神社から橋場神社に行く途中で、地元のお寿司屋さん「光」で昼食をとることにしました。
店内はテーブル席とカウンター席になっており、私たちの他に3組来店していましたが、待たずに入店できました。

迷いましたが、寿司定食と特別定食を注文しました。
寿司定食 ¥880
特別定食 ¥1,100
お手頃な値段なのに、品揃え豊富でとてもおいしかったです。
さらに、食後にはコーヒーもついてきます。
会計時に七福神巡りをしていることに気が付いた店主のお父さんが、次の神社の行き方を教えてくれました。

コスパも良く、店主さんの優しさにも触れ、大満足の昼食となりました!

待乳山聖天では短いケーブルカーに乗って頂上へ
大根をお供えするという、一風変わった風習のある待乳山聖天。
ここでは他にも面白いポイントがあります。
それはこちらの乗り物、「さくらレール」というケーブルカーで正門と反対側の出入り口にあります。
お寺が丘の上にあるということで、バリアフリーのために設置してあります。
無料で乗車可能で、車内のボタンを手動で押すことで発車します。

人が少なかったので乗らせていただきましたが、楽しかったです!

階段でも上ることもできます。
おしゃれなカフェで休憩
ゆっくり歩いているとはいえ、やはり疲労がたまってきます。
待乳山聖天の目の前にある「madei(までい)」というカフェで休憩をとりました。
カフェで利用しましたが、定食などのランチメニューもありました。
店主の方が管理栄養士なので、栄養バランスが整っているメニューが多いです!

私たちはガトーショコラと豆乳プリンをいただきました。
ガトーショコラ コーヒーセット ¥792
豆乳プリン コーヒーセット ¥682
ほどよい甘さとホットコーヒーは、疲れた身体にしみわたりました。
✓【石浜茶寮~楽~】(石浜神社内)
この投稿をInstagramで見る
✓【Sensing Touch of Earth】(かっぱ橋道具街通り)
この投稿をInstagramで見る
かかった費用
色紙と御朱印※1 | ¥600 |
御朱印 | \2,400(300×8) |
昼食 | \1,598 |
カフェ | \1,474 |
合計※2 | ¥6,072 |
※1色紙は、御朱印代込みの値段でした。
※2電車賃やお賽銭は含まず。
注意点
ここからは七福神巡りの注意点について紹介します。
天気に注意
9つの社寺をまわるということで、昼食や休憩以外は全て屋外にいました。
雨が降っていると色紙が濡れてしまったり、気温によってはツラくて一日でまわりきれなかったり……ということが起きてしまうかも。
事前に天気予報を要チェック!
まわる順番に注意
最初に訪れた神社では、すでに御朱印が書かれた色紙を購入する形になります。つまり、置き書きをしているということです。
2つめ以降の社寺はその場で書いてくれたので、その場で書いてほしい社寺がある場合は、最初にまわるのは避けた方がよいです。
時間に注意
色紙購入と同封された注意書きには、御朱印に受付時間は「原則午前9時より午後4時まで」と書かれていました。
実施期間や社寺によっても終了時間は異なるようなので、「1つだけ御朱印がもらえなかった!」なんてことにならないように事前にチェックしてみてください。
まとめ
浅草七福神巡りについてのあれこれをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
浅草寺以外にも多くの社寺があり、たくさんの魅力や歴史がつまっています。
ぜひ浅草七福神巡りをして、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか!