私たち夫婦は、2020年のコロナショック直後に株式運用(インデックス投資)を本格的にはじめ、ちぃ(夫)は平行して高配当株投資もはじめました。
今回は、ちぃ(夫)の高配当株投資の当初から現在に至るまでの取引を振り返り、2021年の運用成績が良かった、悪かった国内個別株について3つずつ紹介します。
なお私は、一度買ったら続けることを方針にしているため、2021年に買った株だけでなく、前年に買って今年の運用成績が良かった株、悪かった株も含まれます。
この記事は、このような方におススメです。
・高配当株の運用成績を知りたい方
・普通の共働き夫婦がどのような株を買っているか興味のある方

基本的に買った株は売らない方針なので、値上がり・値下がりは気にしませんが運用成績が良いことに越したことはありません。
なお、私たちの投資方針は下記記事にまとめているので、合わせて読んでいただければ嬉しいです!
※本記事の損益率や配当利回などは、2021年12月26日時点のデータです
運用成績が良かった株ベスト3
早速ですが、2021年に運用成績が良かった株ベスト3を紹介します!
運用成績が良かった株を見ると、コロナショック後に買った株ばかりなので、タイミングが良かったと言わざるを得ません。
高配当株投資は、安い時に買って持ち続けるが最も良いと思いますので、これからも高値掴みに注意しつつ、割安な優良株を探したいです。

コロナショック後は今後の経済の見通しが分からず、不安もありましたが少しずつ投資をして良かったです。
3位:日本電信電話(9432)
3位は、国内通信事業最大手の日本電信電話(NTT)です。
- 購入時期:2020年9月(100株)
- 損 益 率:+43.9%
- 評価損益:+95,545円
- 配当利回:3.51%
私はNTTがドコモを完全子会社化をするニュースを見て買いまいしたが、発表以降も株価は安定して上昇しています。
NTTは配当金は連続増配で自社株買いも積極的で、2021年度も2,500億円を上限に自社株買いを公表しており、株価対策も万全です。
大きく成長する会社ではありませんが、安定度は高く、倒産する可能性もほぼゼロだと考えているので、長期保有するには有難い銘柄です。
(NTT 2021年度第2四半期決算説明資料より引用)

NTTは配当金も2003年度から増配しており、これからもずっと保有したい銘柄です!
2位:INPEX(1605)
2位は、資源開発最大手で、原油・ガス開発生産しており海外に強みを持つINPEX(旧国際石油開発帝石)です。
- 購入時期:2020年10月(100株)
- 損 益 率:+74.6%
- 評価損益:+43,301円
- 配当利回:3.95%
私が買った2020年10月は、世界的に脱炭素の流れが強く石油・石炭などエネルギー銘柄は非常に安くなっていました。
当時は株価が500円台で、さすがに倒産することはないだろうという点と、これ以上安くなっても被害が少ないという考えで、高配当の魅力に負けて買いました。
最近は世界的な電力不足などでエネルギー銘柄が見直されていることで、株価が上昇しており利益が出ています。

当時は値上がり益は見込まず、配当維持をして欲しいと思っていましたが、分からないものですね・・・
1位:オリックス(8591)
1位は、高配当・高優待でお馴染みのオリックスです。
- 購入時期:2020年7月(100株)
- 損 益 率:+76.4%
- 評価損益:+98,535円
- 配当利回:3.43%
オリックスは総合リース最大手で、保険・信託など金融事業多角化をしており、事業投資や海外にも展開しています。
私は、高配当株投資を始めてすぐにオリックスを購入しましたが、コロナの影響で株価が回復していない時期に買うことができたので、タイミングが良かったと考えています。
今年の6月に初めて株主優待のカタログギフトをいただきましたが、たくさんの選択肢の中から選ぶことができ、とても嬉しかったです!
業績はコロナの影響で完全には回復していませんが、事業をグローバルで多角化しているので大きくコケることは低いと考えています。
(オリックス 2022年3月期第2四半期決算説明会資料より引用)
また、オリックスも株主還元には積極的な会社なので、これからも長期保有していきたいと思っています。
(オリックス2022年3月期第2四半期決算説明会資料より引用)

配当利回が高く、株主優待も良いのでずっと持ち続けたい会社です!

株主優待は軽井沢のハムセットを選びましたが美味しかったです!
運用成績が悪かった株ベスト3
続いては、運用成績が悪かった株を紹介します。
良かった株とは対照的で、2021年に買った株が多く、また業績も落ち込んでいる会社が多いです。
購入時は株価や業績が伸びると思って買いましたが、うまくいきませんでした。

それでも長期保有をしていきたと考えています。
3位:イエローハット(9882)
3位は、カー用品販売大手のイエローハットです。イエローハットは、直営店とグループ店の展開に特色があり、グループ向けに卸売をしています。
- 購入時期:2021年8月(100株)
- 損 益 率:-18.8%
- 評価損益:-36,715円
- 配当利回:3.66%
イエローハットは、自己資本比率が75%と高く、売上高は2009年度から連続増収で株価も順調に右肩上がりだったので、購入してみました。
しかし、2021年10月29日の第2四半期(4~9月)決算発表で、従来の4.4%増益予想から前年同期比5.8%減の減益を公表してから株価が下がり続けてしまいました。
(イエローハット2022年3月期第2四半期決算説明会資料より引用)
国内のカー用品販売需要が将来的にも伸びるかは不透明ですが、配当性向は30%弱で、2010年度から連続増配をしているので、長い目で保有したいと思っています。
(イエローハット2022年3月期第2四半期決算説明会資料より引用)

配当だけでなく、株主優待もあり100株保有すると3・9月に割引券(3,000円分)と商品引換券(油膜取りウォッシャー液1本)が貰えるのが嬉しいです。

私たちは車を持っていないので株主優待は知り合いにあげましたが、喜んで貰えました。
2位:カナミックネットワーク(3939)
2位は、医療・介護分野に特化したクラウドサービスにネット広告など付随サービスも展開しているカナミックネットワークです。
- 購入時期:2021年1月(100株)
- 損 益 率:-31.1%
- 評価損益:-21,799円
- 配当利回:0.62%
カナミックネットワークは、高配当株投資でなはく値上がり益(キャピタルゲイン)を狙った私の中では少数派の投資でした。
日本は少子高齢化が進んでいるので、医療・介護業務のクラウドサービスを提供する同社は、長期的に伸びるかなと思い株を購入しました。
(カナミックネットワーク2021年9月期決算説明会資料より引用)
株価は2020年7月頃から右肩下がりとなっていますが、売上高や営業利益は順調に伸ばしているので長い目で保有したいと考えています。
(カナミックネットワーク2021年9月期決算説明会資料より引用)

クラウドサービスは一度契約すると解約されるまで安定して利益を稼げるので、サービス導入事業所数推移はチェックしていきたいと考えています。
なお、同社の株主優待制度は、下記の変わった優待なのでいつも楽しみにしています。笑
- 抽選で10名に20万円相当のJCBギフトカード(100株以上保有している場合)
- 抽選で 3名に20万円相当のJCBギフトカード(100株以上を継続して1年間保有している場合)
1位:シェアリングテクノロジー(3989)
1位は、家庭の生活トラブル回りのサービス「SHARING PLACE」を運営しているシェアリングテクノロジーです。
- 購入時期:2020年12月(100株)
- 損 益 率:-58.7%
- 評価損益:-17,355円
- 配当利回:0%
シェアリングテクノロジーは、街の専門業者を中心とした約5,300の加盟店と提携し、暮らしのお困りごと(一般家庭で生じる生活トラブル関連サービス)を対象としたWEB事業を展開している会社で、2017年8月に東証マザーズに上場しました。
しかし、コロナなどの影響もあり2021年9月期には赤字転落しており、業績が伸び悩んでいます。
(シェアリングテクノロジー2021年9月期決算説明会資料より引用)
2022年9月期には黒字転換を見込んでいますが、主力の「生活110番」サービスが伸びるかが鍵になると思います。
株価は取得時から半分以下になってしまいましたが、株価単価が安かった(約300円)ので耐えられています…
今後も業績には注意しつつ、保有は続けていきたいと思っています。

同社の株は立ち読みをしていた雑誌で強く推していたので、ほとんど調べずに勢いで買った株のため後悔しています…。投資は自分できちんと考えてしようと反省するためにも持ち続けたいと思います。
最後に
以上、2021年の運用成績が良かった株、悪かった株を紹介しました。
今年はオリックスやINPEX、NTTが良かったですが、2022年はどのような相場になるか分かりませんので、一喜一憂せずに長期目線で投資を続けていきたいと考えています。
来年も同様にまとめたいと思いますので、どのように顔ぶれが変わるのかお楽しみいただければ嬉しいです!